MUKU-DATA  バー露口(2024 4/11 日経新聞朝刊 文化欄)

今朝の日経の文化欄の記事で2022年閉店した松山市の「サントリーバー露口」の
記事が書かれてあった。
店主の露口貴雄さんが1958年に開店し2022年の閉店までの64年間、奥様と共に
営業されてきた老舗バーでハイボールの聖地と言われていたそうです。

13席の一枚板のカウンターでどれだけ多くのドラマが繰り広げられてきたのでしょうね・・・64年間という歳月、、
BARはただ単にお酒を飲みにいくだけではなく
そこの店主の人柄だったり、店主を通じて人との出会いの場であったり、、
一枚板カウンターは名脇役的な存在で、
そこで交わされる会話などを静かに受け止めてくれているのかと思う。
木に沁み込んだ膨大な時間はそこの歴史そのもので
それらが凝縮されて詰まっている古材に惹かれるというのは
きっと目に見えない時間と歴史などを察知できる能力を
人間は元来もっているのかと思う。

閉店後に山崎蒸留所に一部移設の話となり
「どうかカウンターの一枚板だけは残したい」と言っていた店主の露口貴雄さんは
病床でその話を喜んでいたようです。

SHIKOQE 100周年の節目に全国屈指の老舗バー「バー露口」を移設!